悩みごといっぱい!働くママさん
ご存知の通り、日本は諸外国に比べて女性の社会進出が遅れていると言われています。子どもの有無に関わらず、性差による待遇差別を受けるケースもまだまだありますし、とりわけ子育て中の女性にとっては、働きやすい環境が整っているとは言い難い現状です。
メディアでも注目を集める待機児童の問題に始まり、復帰後ママを悩ませる病児・病後児保育の問題もありますし、時短勤務をする時点で職場での風当たりが強くなったり、職場復帰に際してそれまでのキャリアが白紙にされた、なんていう話も耳にします。
仮に働く環境に恵まれていたとしても、限られた時間で仕事をこなし、仕事が終わってもお迎えに家事・育児と、とにかく多忙。
忙しくても毎日が充実していて、子どもと密度の濃い時間を過ごせている、と感じるママもたくさんいますが、病気や参観日でのお休みが取り難いなど、悩みは尽きません。時間に追われてイライラしてしまったり、余裕を持って子どもと接することができない…と悩んだりすることも。
そして多忙さゆえに、そんな子育ての悩みを誰かに話す機会をなかなか持てないのも辛いところです。
口に出しづらい??専業ママさんの悩み
その一方で、専業ママ(専業主婦)たちも専業ならではの悩みを抱えていたりします。
朝から晩まで一日中子どもと向き合い続けることは、想像以上に大変なことです。だけど、なかなかその大変さをわかってもらえません。時には、「楽でいいよね」「暇でしょう。何してるの?」…なんて言われて傷つくことも。
働くママの数が増え、子育てと仕事を両立させるママ達がクローズアップされる今。時に置いてけぼりになっているように感じる、、という方もいらっしゃるようです。
そんな専業ママの悩みは、仕組みで解決するものではないことが多く、ちょっと言葉にし難いように思います。
例えば、「子どもと一日中向き合い続けることが辛い」なんて言うと、なんだか親としてダメなような気がして言いづらかったり。その他にも、ママ同士の人間関係やお金のこと…大きな声で言いづらい・表面化し難い悩みが多いのではないでしょうか。
その分、もやもやした気持ちを引きずってしまいがちです。
「自分」の気持ちを、言葉にしてみよう
専業ママも働くママも、どちらも大変で、それぞれに悩みがあります。
そして、どちらも忙しく、自分のことは後回しにしがちです。
悩みや辛さを言葉にする時間を取れなかったり、誰かに話しても解決しないし…なんて思うこともあるかもしれません。
ですが、言葉にするだけでも、きっと意味があります。
言葉にするだけで心が軽くなるという効果は、心理学的にも実証されていますし、みなさん一度は「聞いてもらってすっきりした!」なんて経験があるんじゃないでしょうか。
きっと無駄な時間にはなりません。
もしもどうしても誰にも話せない、と思ったら、紙に書いたりするのも1つの手です。
是非、自分の感じる迷いや辛さ、もやもやした感情を言葉にしてみて欲しいなと思います。
まとまらなくても、矛盾していてもいいのです。
優等生の答えを出さなくてもいいし、解決しなくてもいいのです。
大人になって、親になっても、仕事があっても、あなたはあなた。
感じることに蓋をしないで、自分の本音を解放する時間があっていいはず。
そしてそれは、パパさんやお子さん、他の全ての方にも当てはまります。
大人も子どもも、隠すことのない自分の本音を、咎められることなく吐き出す時間を持てたら。少し前向きになれたり、なんだか安心したりするんじゃないかな、と思うのです。
…なんて書くと、真面目なママさん達は、お子さんのことやパートナーさんの本音を聞かなきゃ!と思ってしまうかもしれませんが(笑、時にはぜひぜひ、ご自身のことを優先してケアしてあげて下さいね。
ままスタッフ 石橋奈津子
(3人の男の子のママ)