新型コロナウイルスの影響で、自宅で子どもと一緒にいる時間がぐぐーっと増えているパパ。
普段、イベントや施設に行ったり、動画を見せたり、スマホのアプリやテレビゲームをして、こどもと過ごすことが多いパパにとっては、日々どうやって時間を過ごそうかと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
しかし、こどもは何でも遊びに変えてしまうことができる遊びの天才です。そして、考え方を変えれば、実は今回の自宅で長い時間を過ごすということは、自分のこどもと丁寧に向き合えるチャンスかもしれません。
自分のこどもは本質的には何が好きなんだろう?なんてことを考えてテーマを決めて、目の前のこどもと触れあいながら、さりげなく観察してみる、そういったことをいつもよりも意識してやってみませんか?
こういうときだからこそ、子どもにとっても、オトナにとっても、有意義な過ごし方を考えていきたいものですよね。
今回は、オトナノセナカのイベント常連で、普段からうまくこどもと向き合っているパパのケーススタディを紹介しようと思います。気になること、参考になることがあったらぜひ実践してみてくださいね。
家族みんなで新学期の準備をしてみました!
今回、紹介するのは「パパノセナカ」の常連の円城寺礼さん。
プロフィールを紹介しますね。
名前(あだ名):円ちゃん
年齢:39歳そろそろ40歳
職業:会社員(哺乳瓶メーカー勤務)
趣味:サッカー、コーヒー、天気に合った音楽を聴く事
子供:3児のパパ
成長する中で自分で考えて判断して行動出来る様になって欲しいと思っていて、反対の意見やアイデアに出会った時に硬い考えにならずにバランス感覚を持った子に成長して欲しいと考えている円ちゃん。
「この4月に小学6年生になる長男と小学1年生になる次男がいて、新学期のスタートがどうなるのか不安ではあるけど、いつかは新学期やってくるので、家族みんなで新学期準備をしてみました!
何をやったかというと、長男が勉強しやすくなるような空間を創るための棚作りです。」
実は、この新学期準備には、円ちゃんの深い考えがあったんです。
「長男には、自分で新生活をイメージした上で、自分の空間をセルフプロデュースして欲しいっていう、父ちゃんからの勝手な投げ放しジャーマン的テーマは有りましたw」
ただ単に、棚を作るのではなく、子どもにセルフプロデュースを体験して欲しいという気持ちがあったんですね。自分で考えて判断して行動して欲しい、という子育ての軸に沿った狙いがあったようです。
みんなで棚を買いに行き、淡々と棚を購入したという長男は、そこまでのパパの気持ちには気づいていなかったんでしょうね。
棚を作るのではなく長男の想像力を育む時間
「自分と長男がメインだけど次男にも暇にならないように、助手担当をしてもらい、皆んなで一つのモノを作ってるんだよっていう空間をパパがプロデュースしました」
棚自体を作る上では、特に問題もなかったのですが、その後、ある問題がおきたそうです。
「長男が何かスネちゃっているんですよ。それで、理由を聞いてみると、以前よりも棚が小さくなったと感じたようで、どのように何を棚に収納すればいいか途方にくれてしまったようなんです」
おいおい!折角、弟も巻き込んで作った棚なのにスネているんじゃねーよ!と、ついつい思っちゃいますよね。何だよー、と言ってしまっても致し方ないかもしれません。
でも、こう思うのは親の気持ちであって、スネている子どもに対して何の解決にもなりません。しっかりと、子どもがスネてしまった理由を聞いて対処しようと円ちゃんは考えたんですね。それで理由を聞きだしたあと、声がけした言葉とは、、、
「棚が小さく感じたようなので、実際にメジャーで棚の寸法を測らせて、計算させて、『新しい棚の方が大きいよね?』と伝えてみました。
あと、どのように整理していいかわからない状態の長男には、『焦らなくて良いから、自分が日々使う時の事をイメージしてごらん』って声掛けをして、『この箱も収納に使って良いよ』と、エクストラの箱を渡してあげる事で、テンションがあがりました!
最終的には、部屋の仕上げを任せて、終わる頃にはかなり楽しんでいた様子。良い顔してたな〜
この際だから、家の中で家族一緒に楽しめる事、とことん考えて見ようかな、、、今度は子供と一緒に料理してみようかな〜」
いかがでしたか。子どもとの過ごし方の参考になりましたでしょうか?
家で子どもと過ごす時間が増えるのであれば、その時間をいかに有意義なものにするか考えてみてください。子どもと真剣に向き合うことで、パパにとっても大切な気づきが得られると思いますよ。
子育ての軸をしっかりと持つ
円ちゃんの紹介の時にも書きましたが、
成長する中で自分で考えて判断して行動出来る様になって欲しいと思っていて、反対の意見やアイデアに出会った時に硬い考えにならずにバランス感覚を持った子に成長して欲しいと考えている円ちゃんは、子育ても厳し過ぎず、緩過ぎずを意識しているそうです。
その為には、親の子どもと接するときのスタンスも重要です。
「子供たちから学ぶ事も多いと感じているので、いつも自分は乾いたスポンジの様に何でも吸収しますよ!ってスタンスでいます!
また、凸凹(人とのちがい)を認めたり、多様性って考え方を多く教わったと感じてるのはオトナノセナのイベントに参加してからだと思ってます。
イベントのテーマを家族に持ち帰り、ママと共有して話し合う事でパパの考え、ママの考えの違いを楽しんだりしてます!」
夫婦であったり親子であれば、意見を合わせないといけないと思っている家庭が多いかもしれません。でも、人それぞれ意見は違って当たり前、長所や短所も違って当たり前。
そういう考えを持ちながら、日々、楽しんでいる円ちゃん。
ご協力ありがとうございました!!!
オトナノセナカでは、凸凹(違い)をとても大切にしています。大人もこどもと一緒に育つという視点を持ち、色んな価値観に出会うことを楽しんでもらたいなぁと思っています。
そういう姿勢のパパが集まるパパノセナカも定期開催していますので、ご興味があれば是非ご参加ください。